久々の育成論記事。
証バタフリー捕獲が面倒（巨人の鏡池が曇りの時以外は草むら入って指笛連打）なのでそちらに時間とられてました……。
目次
クイタラン、不遇を耐え抜いた先に……
種族値は
HP:85 攻撃:97 防御:66 特攻:105 特防:66 素早さ:65
特攻以外100超えがなく、中途半端過ぎる両刀配分な上に素早さ65と、何をしたらいいのかわからないレベルの種族値です。
不遇と書きましたが、具体的にどんな扱いだったかを並べていくと
第五世代 ～クイタラン、イッシュに立つ～
・初登場だが地味極まりない出現範囲（最終エリアかつ外壁のみ）で野生で見つけることなく通って行ったトレーナーは数知れず
・ヒヒダルマという火力ゴリラ＆ウルガモスと同世代（バオッキーは……うん）
・この頃はいい技もなく火力も範囲もない鈍足ポケモンという扱いだった
第六世代 ～カロスで獲物に殴られる～
・群れバトルで出た際、4匹のアイアントにボコられる
・メガバシャーモにメガリザードンまで出てきて炎枠は激戦区過ぎた
・この頃も専用技がなくマニア好みのポケモンと言う立ち位置
第七世代 ～不遇・ネタからの脱却（？）～
・フレアドライブや専用技ほのおのムチを習得したため唯一不遇ではない世代
・野生では出現しないのでネタにはならなかった
というか何故出現しないクイタランが専用技もらえたんだろう。
第八世代 ～奪われた炎鞭～
・まさかの専用技ばらまき。しかもよりにもよって習得したうちの1匹がステータス・特性ともに似通ったマルヤクデ。しかもほのおのムチは物理でマルヤクデの方が攻撃力が高い。というかクイタランが勝ってるのは防御（1だけ）と特攻のみ。
・イアのみ等のきのみ弱体化。これによりくいしんぼう型の調整がやり直しに。
・メガ廃止で活躍できるかと思いきや、エースバーンという新たな炎枠出現
第七世代以外ネタに振り切った印象。
特に今作でマルヤクデという比較対象にされるためにいるようなポケモンが出てきたことは猛烈な逆風。
4倍弱点がないことは利点な気もしますが、ダイマックスでもしなければ岩技で一撃なんでことも珍しくないため大差ないです（HB特化クイタランでもA特化持ち物なしバンギラスのストーンエッジが高乱数）。
しかし、クイタランは技の範囲で他よりも優秀なため、そこで差別化を図ることで他のポケモンにできない動きをすることができるのです。
今回は、そんなクイタランの育成方針について書いていこうと思います。
努力値の配分、性格、特性とその理由
C252、S・耐久調整です。性格は「うっかりやorおっとり」。ふいうち非採用なら「ひかえめ」（差別化要素のため非推奨）。
素早さの振り方は無振りも選択肢に入りますが、真上の67族にアーマーガアがいるため、4振りアーマーガアを意識した28振り、70族のエアームドを意識した44or52振り、74族のガマゲロゲを抜きたいなら76or84振り等が考えられます。
ただ、素早さに振るほど耐久が落ちるため、ある程度妥協は必要です。
私はアーマーガア抜き調整しようと思いましたが、抜き抜き調整やらその上やらでもう70族抜きでいいわ！と52振りにしました。
性格は両刀用にしたいですが、素早さを下げると辛いものがあるので耐久を犠牲に。
防御を下げるか特防を下げるかは、対処したい相手を想定して選択しましょう。
どっちを下げても耐久が低いことは変わらないのでお好みで。
耐久調整はHに振り切るのが手っ取り早いですが、性格で下げた方の攻撃を受ける気がない場合はBorDに振った方が硬くなるので、物理特殊どちらにも立ち向かうか、どちらかだけに役割をしぼるかを決めて努力値を配分しましょう。
特性はもらいび、くいしんぼう、しろいけむりから選択。
どの特性も有用なため、目的に合わせて選びましょう。
もらいびがあれば炎技に受け出しも可能です。
技候補
クイタランの利点は技範囲の広さ。
そのため候補技が多いです。
パーティメンバーの中での役割を考えて技を組みましょう。
ふいうち……今回の優先技。素早さの低いクイタランの持つ唯一の先制攻撃技。ただし火力はお察しレベルなのでトドメや倒れる前の一撃に。速い相手にふいうちを使われると、こちらが不発なので要注意。
だいもんじ……メインウェポン。かえんほうしゃでは倒しきれない相手が多いため、命中に難ありですがこちらを優先しましょう。もらいび発動で超高火力技に。
ギガドレイン……ソーラービーム以外に草技がない炎タイプが多い中で珍しく習得可能。ガマゲロゲやトリトドンに刺さります。回復を重視するなら努力値振りはHよりBD推奨。
ゲップ……きのみ消費が前提条件ですが、威力120の貴重な毒技。ダイマックスしないで運用する場合は持ち物がきのみ固定になることがネック。対フェアリーの技としては優秀。
しっとのほのお……相手が能力を上げたら100％やけどという新技。ダイマックス技がはびこっているため有用な技ですが、クイタランの耐久でダイマックス技を耐えられるかと言われると微妙なところ。だいもんじ優先。
きあいだま……命中にかなり不安がありますが、威力の高い格闘技。ただ氷や鋼は炎が抜群のため、範囲が被り気味。
ねっさのだいち……じめん特殊技な上に30％でやけどにできる新技。使いやすいためオススメ。
がんせきふうじ……今回は特殊型のため、威力には期待せず追加効果目当て。撃てば抜かせそうな場合にも。
おにび……炎タイプ御用達の補助技。実質物理耐久倍化のようなものでもあるため、結構優秀。
ちょうはつ……耐久型を相手にしたい場合。ピクシー相手だと優位に立てる場合も。
持ち物候補
きのみ……くいしんぼうならイアのみなど。もらいびならオボンやヤタピを。半減実も候補。
たつじんのおび……技範囲の広さを活かすなら。反動もないため使いやすいです。
ふうせん……地面技回避と言いたいところですが、地面技持ちは岩技持ちが多いため、あまり効果がないかも。
きあいのタスキ……耐久が低いため、CS振りにする場合は候補。
いのちのたま……候補に書きはしましたが実質候補外。攻撃の度に削れる耐久が痛すぎる。
運用してみた感想
意外にも善戦。
もらいび受け出しで運用しましたが、思いの外うまくいき、火力アップで相手を燃やし尽くす姿を拝むことができました。
反面、自分より早い相手や雨パには何もできず、大半のバトルで選出できませんでした。
使い勝手がいいとは言えませんが、独自の動きができるため、思ってもみない活躍を見せてくれることも有る技巧派ポケモン。
そんなクイタラン、あなたも育ててみては？
では今回はこの辺で。
また次回の更新でお会いしましょう。
